老化物質AGEは内臓や血管にダメージをあたえ、体全体を老けさせる!?

 

たんぱく質と余分な糖が結びつく「糖化」が原因!!

 

たんぱく質と余分な糖がくっつくことを糖化といい、その時に発生してしまう老化物質をAGEと呼んでいます。たんぱく質の一種でもあるコラーゲンもAGEによりお肌のハリやツなども奪ってしまうのです。しかしお肌のことばかりに注目が集まっていますが、AGEは体全体に影響を及ぼしてしまうことがあり、血管や内臓までもそのターゲットとなるのです。それに気が付かず過剰に糖を吸収し続ければ糖化はますます進行して、全身のタンパク質がAGE化してしまう恐れが出てくるのです。

 

◆◆◆AGEによる影響◆◆◆

●動脈硬化

血管はコラーゲンによりしなやかな弾力性を保っていますが、AGE化が進んでしまうと弾力性は失い血管は固くなってきます。そして血管の内皮細胞にもAGEは攻撃をはじめてコレステロールが細胞内に入りこみやすくなり、たまり始めたコレステロールが膨らみ始めて動脈硬化の起点となる恐れが出てきます。これは全身で起きてしまう可能性を秘めていて、血管が詰まれば心筋梗塞脳卒中などのリスクが急激に高まることを意味しています。

 

骨粗鬆症

コラーゲンは骨の構成にも重要な成分で、AGEは骨のコラーゲンにも影響を与え、骨を作り出す骨芽細胞を減少させ、骨を壊す細胞を増やしてしまうと言われてます。これは骨粗鬆症を進行させてしまう原因ともなり、注意しなくてはいけません。

 

認知症

たんぱく質が難溶性たんぱく質に変化して脳へ沈着してしまうと起こりやすいと言われるアルツハイマーですが、この難溶性たんぱく質に変化させてしまう原因としてAGEが大きく関わってるのではないかと言われてきています。今までただ老化という一言で済まされてきてしまっていたものが、実はAGEの発生を少なくすることで、もしかしたら予防できたのではないかと考えられてます。

 

※これは一例であり、体のいたるところでタンパク質は重要な役割を担い、余分な糖を摂り続けるとAGEにより予想もつかない大病につながってしまうかもしれないのです。