頚椎症なら枕を工夫して症状を楽にできるかもしれない。
傷むときは無理をしないで横になるべきです。
手作りの枕で神経根症の痛みがやわらいだ!
頸椎は年齢を重ねると変形変質が起きやすく、神経根に圧がかかってしまい神経根症(頚椎症性神経根症)になってしまうことがあります。
頚椎症の一つとされる神経根症は、主に首から肩・腕などに痛みを感じてしまう症状が現れるといいます。
神経根症の進行度合いにもよりますが、あごを引いたりすると症状が軽くなり、上を見上げるように頭を後ろにそらすらす姿勢をとると痛みが強くなることもあります。
痛みを感じるときは、昼間であっても無理せずに体を楽な姿勢にしたり横になった方がよいでしょう。
頭の重さを軽減した姿勢がよいのですが、横になった時には高めの枕が症状を楽にしてくれることがあるそうです。
首を前に倒すと痛みが楽になり、逆に首を上げるようにしたときに痛みを感じるなら、一度高めの枕を試してみてはいかがでしょうか。
このような症状での神経根症に悩んでいた方が高枕を使い始めたところ、3か月くらいで首の痛みが楽になったという話もあるくらいです。
しかしこれは、痛みを感じたときや治療の一環として行うことがいいらしく、夜寝るとき一晩中使うことはやめたほうがいいでしょう。
◆固めの高枕がおすすめの場合も
高枕を使い仰向けに頭をのせて寝ると、あごが引いた状態になり、痛みを和らげる効果が期待出来ます。
痛みを感じた時や毎日治療の一環として習慣にすることで、神経根にかかる圧が少なくなり、痛みが少なくなるかもしれないのです。
高枕は通販などで購入もできますが、もしかしたら自分にぴったりのサイズではないかもしれないので、固めの枕を2つ重ねて見たりタオルを使って高さ調整をしながら、様子をみて少しずつ自分にぴったりの高さを見つけてみましょう。
枕専門店で計測してもらってもいいでしょう。
高さの目安としては、あごが引いた時に、おへそが見えるくらいがいいと言われてますが、自分が楽に感じて痛みが楽になる高さであればいいので無理をしないようにしましょう。
高枕を使うのは1日2時間くらいが限度で、痛みが起きたり毎日の習慣として行うことがオススメです。
就寝中に使うと寝返りなどで首に負担がかかりすぎたり、症状を悪化させてしまうこともあるので、絶対に使わないようにしましょう。
※症状の進行具合や個人差によりますが、高枕により必ず効果を得られるというものではありません。